

2022年入社 N.F
中日本事業部 モーターコア工場
業務職掌・生産職コース
工業大学を卒業後、モノづくりの世界に携わりたいという思いからこの仕事に就きました。現在はプレス金型の整備を担当しています。金型は、鋼板を特定の形に加工するために用いられる主要な生産設備の一つであり、金型整備の目的として、「精度の維持」「寿命の延長」「生産性の向上」などがあり、生産性や製品の品質を保つための重要な作業になります。金型は長期間の使用により摩耗や劣化が起きるのですが、それにより生じたわずかなズレで品質に大きな影響が出てしまいます。そのためそれらを維持できるよう、定期的な整備が欠かせません。チームは少数精鋭で、一人ひとりが責任を持ち、自分の整備が製品全体の品質を支えているという意識で仕事に向き合っています。

この仕事において最も重要なのは、何よりも「トラブルを起こさないこと」に尽きます。安定した生産体制を維持するためにも、整備には非常に高い精度が求められます。金型の状態を定期的に細かく確認し、わずかな摩耗やズレも見逃さずに修理・調整を行うことで製品の品質を一定に保ち、生産効率の低下を防ぐことができます。新しい機種が導入されると、予期せぬトラブルが発生することも少なくありません。特に最初は原因がなかなかつかめず苦労する場面もありますが、過去の経験だったり、社内ノウハウ、チームワークを活かし、困難を乗り越えて調整を重ねていく過程こそ、貴重な経験とノウハウの蓄積となり次の課題やトラブル対応に活かせるようになると感じています。

この会社の最大の魅力は、従業員一人ひとりを本当に大切にし、安全性と快適な労働環境の整備を何よりも優先して考えている点にあります。具体的な例としては、作業現場における安全確保に対する徹底した姿勢が挙げられます。例えば、ほんのわずかな段差などでも、従業員からの声や指摘があれば即座に修繕対応を行い、迅速かつ的確に対処してくれます。
さらに、日々の作業環境を快適に保つための配慮も隅々にまで行き届いています。特に夏場の過酷な環境下での作業を見据え、空調服の導入や、水分補給のための冷たい飲み物の支給なども行われるため、安心して仕事に取り組むことができます。

入社前は「電磁鋼板」と聞いてもイメージが湧きませんでしたが、今では自信を持って「社会を支えるモノづくりをしている」と言えます。この会社には、モノづくりのできる楽しさと、未来を変えるモノづくりの最前線があります。ここでの仕事は、きっとあなたの「誇り」になると思います。
